アンケートの回答 〜大ナゴヤ大学〜

Q.ナゴヤの町を活性化させるにはどのような活動をしていますか?A.大ナゴヤ大学の活動は、 
①街で普段見ていても行かないような場所・知らなかった場所などで「ユニークな授業」を通じて、先生やショップの人などとつながりが生まれる取り組みを進めようとしています。 現在は具体的な活動準備をしている段階ですが、既に開校式授業の準備やこれまでの説明の活動などで、街づくりの活動をしている方々への説明や意見交換、勉強会の参加など、進めています。  
②次に、「それぞれの街のブランディングを考える」事を目指しています。  街の特徴をさらに特徴づけるような視点の変化、住民や授業への参加者の意識調査などを  通じて、その街にあったブランディングを長い目で取り組んでいこうと考えています。具体的な活動では、名古屋工業大学の伊藤孝紀研究室との「大ナゴヤ大学実験室」プロジェクトを通じて、意識調査アンケートの実施、分析などを行いながら、計画的にエリアでの授業を企画していくなどの活動を、進め始めています。  
③「観光」を意識した活動を取り組み始めています。観光資源に着目した授業の実施やイベント前の活動を大ナゴヤ大学の授業で取り上げることで、イベントや祭りなどの活動を活性化させるお手伝いを考えています。  
④独自の取り組みとして、「道路で運動会」やその他スポーツイベントなど、各団体や行政機関などに指導を仰ぎながら市民活動として検討を進めているものもあります。  
⑤街に人が流れると同時に、公共の交通機関を活用して授業や「キャンパスマップ」という「街ぐるみの学割システム」の企画連動を検討しています。具体的には「土日エコきっぷ」を利用した授業やボランティアスタッフと連携してマップ隊の組織化など検討している段階と、行政部門とのタイアップ講座なども企画しています。  以上のようなカタチで、街と人、人と人ととのコミュニケーションを、「大ナゴヤ」という エリアで、少しずつ、丁寧に取り組んでいこうと考えています。ですが、一番大事なのは、そこに暮らす住民との間の信頼関係の構築からと思っておりますので 単なるイベントの実施に留まらない、地域との連携を目指しています。細かい事ですが、 街の清掃活動に出かけていくなど、そこに暮らす人達の活動にまずは自分が入っていくことから 実施していこうという事を、メンバーも心がけています。
Q.短期立ち上げの秘訣は?
A.カフェミーティングでもお話しましたが、とにかく人に会い共感いただくことから進めました。その後、PRなどを協力いただいたり、仲間がいろんな方を紹介して下さるようになった事から 進めました。まだまだ案内しきれていない部分が多いので十分な回答はできませんが、「思いに共感」いただいた方々のパワーをお力添えいただいた事がとても大きな要因です。また、異なるバックグラウンドのチームづくりを行う事によって、その方達のネットワークが 異なる分だけ広がりが生まれるところです。ノウハウについても、移転機能により、 未経験分野をカバーすることができました。一概なモデルとはいえませんが、多くの要因・チャンスをいただけた事によって、そのチャンスにメンバーの力が結集できる事ができたのだと思います。
Q.観覧車のイベントはどんな風に人が集まりましたか?
A.大ナゴヤ大学のホームページより、学生登録いただいた方の抽選で決まりました。 プレゼンテーションでも説明しましたように、年代・性別などグラフと同じような 分布で、特に国際関係に興味をもった方が多く集まったように感じます。先生の外国人については、スタッフが精力的に説明会、交流サロンなどへの訪問などを 繰り返し、一人一人丁寧に説明して主旨を理解いただき、時にはお茶会などを行い 交流を繰り返しながら、当日を迎えました。  http://dai-nagoya.univnet.jp より、学生登録ができます。(右上部分)  ※これらのシステムを作るには個人情報の管理、学生としての受講状況の管理できる  仕組みを作っていき、自発的に生徒登録をされた方が利用する仕組みを提供することが必要だと感じています。 この仕組みだけをつくるのに数百万単位は必要になってきますので、システム上の面からも「姉妹校」モデルを選択しました。(プレゼンでの「ネットワーク」の力も重要だと思っています。) また、大ナゴヤ大学としてキャンパスを広げて、そのエリアのリーダーによるキャンパスでシステムを利用できるようにしていきたいのも、今後このような仕組みを利用したい方々にも今後のリーダーがコスト負担がかからないように、大ナゴヤ大学としてのプラットフォームを利用し、共有していく事で社会的に無駄な資金の消費を防ぐ意図ももっての事です。